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まちと私が元気になるおせっかいず大集合!「コミュニティナース万博」(2)


約280人のおせっかいずに支えられて

この回のコミュニティナース万博では、企画過程から準備に関わって一緒に作り上げていく「おせっかいず」が地域の方々、全国のコミュニティナースなど総勢280人集まり、ブース出店、サテライト参加、企画、当日サポートなど様々な形で参画いただきました。今回どのようなおせっかいずが集まったのか、どんな取り組みをされたのか、お話をお伺いしてみたいと思います。

 

ほの国百貨店 常務  中沢肇様

初めてお話をいただいたのが2019年の夏だったのですが、実は同時期にこの百貨店の閉店を考えていまして。11月15日に記者会見を行うまでは誰にも言えない状態で、このタイミングでどのように返答しようかと、正直悩みました。決め手は、代表の皆さんはじめとする強烈な熱意。その熱意に、見切り発車ではあったのですが開催を決めました。当日、この会場をみて、本当にやってよかったと思っています。
実は、ご説明を何度かいただいて、趣旨を聞いても、正直なんだかよく分からないところもあるんです(笑)。でもよく聞くと、ほの国百貨店が大切にしている、「お客様へのおもてなし」と同じだなぁと思ったのです。

私は「親切」という言葉が大好きです。売上も大事ですが、更にも増して親切が大事。コミュニティナースが大事にされている、「おせっかい」と「親切」は同意義だなと。改めて共感しています。できれば、本当は、何度でも開催できたら、、、と悔しい思いもありますが、この会をきっかけに、さらにおせっかい広がるまちになって行けたらと思います。

 

地域密着型のドラッグストア、ホームセンターの運営を手掛けている、カルナ株式会社、
代表取締役お客様喜び創造責任者 杉浦篤様

地域密着を軸に展開していましたので、もっと地域の人たちと一緒に何かやっていきたいなと知人と話した時に、「面白い人がいるから紹介するよ」と、紹介されたのが、コミュニティナースの佐藤さんでした。すっかり意気投合し、今では、一緒にうちのお客様にもコミュニティナースの活動が広がるといいなと思い、今は一緒にイベントを企画、開催したりしています。2年半前に、店舗を改装リニューアルして、コミュニティスペースを用意し、店舗ごとに、ヨガ教室や料理教室などを企画して、来店するお客様との交流を大事にしてきました。1年半前くらいから、マルシェも開催できるようになりまして。ずっとマルシェをやりたいと思っていたのですが、生産者などのネットワークもなく実施できなかったんです。それがコミュニティナースや、地域の交流を広げていくうちに、生産者などの繋がりが増えていって、実現に至りました。
コミュニティナースのご縁をきっかけに、思いのある人たちと広がっていく感じがありますね。パートナーとも言えるし、お友達になっていくような感覚。それが地域のあらゆる循環の原動力となっている気がします。

 

自動車部品・家電部品、住宅機器などのプラスチック成形を手掛ける有限会社壱武工業所、代表取締役 竹口達也様

今回の万博会場である豊橋市から車で1時間弱にある西尾で展開、創業43年の老舗企業です。友人が紹介してくれたのが、コミュニティナースの田中さんとの出会いのきっかけでした。
愛知県安城市は自動車産業の裾野で部品製造業を基幹とする企業が多く集まっており、全国2位のプラスチックキャップ処理企業の、フジイ化工株式会社様などが集まって、ANJO HEARTSというリサイクル材を原材料とする環境配慮の工業製品ブランドを創出するプロジェクトを企画運営しています。当社もそのメンバーの1社なのですが、その中で提供する1つの企画でもある、ペットボトルのキャップアートを今回の万博でもブース出店させていただきました。

使用するペットボトルキャップは、子供たちや地域の団体のみなさんから集められたもの。集められたキャップは安城市内の福祉施設において、ハンディキャップを持った方が色毎に選別。この工程により、再生過程で着床句材を加えることなく、そのままアートに活用することができます。ものづくり企業の技、異業種コラボレーションの企画力によって、夢のある製品づくりを使命と考え、この企画が生まれました。いつもは、安城地域を中心に活動してきたので、豊橋エリアでは初めての機会ですが、これもご縁ですね。
ものづくり、様々に関わる人たち、環境問題に触れながら、みんなで1つのアートを成功させていきたいと思っています。

 

服部エンジニア株式会社 代表取締役 服部剛明様

コミュニティナースの田中さんとは、同じ製造業の業界でもありご縁がありました。当社では、「健康経営」を軸に活動しています。中小企業は母体は小さいにも関わらず、会社としては、大企業と変わらずやらなければならないことは膨大です。そんな中で、心と体を消耗しがちなところがあるんじゃないかと思います。体はもちろん、心のケアを大事にしようと、数年前から取り組みをスタートしました。
実は社内でストレスチェックを初めてやってみたら、想像していたよりも悪い結果が出てしまいまして。ストレスのある社員やスタッフへのサポートとして何が必要なんだろうか、今も社員の声を聞きながら試行錯誤、社内制度やサポート内容を考えています。
そんな中で、田中さんのコミュニティナースの話を聞いて、心に寄り添うコミュニティナースの活動は素晴らしいなと思い、協賛させていただきました。女性たちが活躍しているというのも素晴らしいですね。これからも共に学び合いながら関係を築いて行けたらと思います。

それぞれの想いをもつ地域の方々と育み実現した、コミュニティナース万博in豊橋。無事終了となりましたが、それが新たな第一歩となる1日でもあったに違いありません。今後の豊橋でのおせっかいず、コミュニティナースの活動が益々楽しみです。