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3/20オンラインイベント開催|コミュニティナースが看護の教科書に登場するまで


〜人とまちを元気にする実践家はどう育つのか?〜

2022年春、医学書院から出版されるテキスト「地域・在宅看護の実践 第6版」に、コミュニティナースが看護実践の一つの形として登場します。「人とつながり、まちを元気にする」をコンセプトに、飲食店や駅、公民館、ガソリンスタンドなど地域住民の暮らしとともに様々な場所で展開されてきた実践者たちの活動を、年間7万人の看護学生がこれから学んでいくことになります。

コミュニティナースの挑戦からみえてきた知が、なぜいま看護教育に必要とされているのか?暮らしの現場での実践を重視してきたコミュニティナースが教育過程にも取り入れられることで、どんな未来が開かれていくのか?

テキストの編集に携わってこられた聖路加国際大学の山田雅子さんや、数年間にわたって暮らしの中での実践を積み重ねてきた奈良県・奥大和地域のコミュニティナースたち、実践の一歩を踏み出し始めた看護学生らをお招きして、多様な視点から議論をしていきます。


<イベント概要>
■日時
2022年3月20日(日)13:00〜16:30
ZOOMウェビナー/事前申し込み制/参加無料

■対象
本イベントに関心のある方はどなたでもご参加いただけます。

<こんな方に参加をおすすめします>
・地域の暮らしの中で医療や福祉・まちづくりを担っている方、それに関心のある方
・コミュニティナースとの協働に関心のある企業や自治体の方
・地域での看護実践や人材育成に関心のある大学教員の方
・コミュニティナースのキャリアに関心がある大学生、専門学校生、高校生

■タイムライン
セッションは三部構成です。どのセッションからでもご参加いただけます。

13:00-13:10 オープニング

13:10-14:10 セッション①:
「コミュニティナースはいかにして教科書に登場するようになったのか」

14:10-15:00 セッション②:
「人とまちを元気にする実践家の育成に、地域と大学はどう協働できるか」

15:00-15:10 休憩

15:10-16:20 セッション③:
「コミュニティナースに出会ってしまった学生たち」

16:20-16:30 クロージング

*タイムラインは当日の状況により前後する場合がございます。


セッション①
コミュニティナースはどうして教科書になったのか?

■登壇者のご紹介

山田雅子さん/聖路加国際大学 看護学研究科 教授

1997年に地域看護専門看護師に認定され、在宅医療の推進、訪問看護や在宅看護実践の質向上に、訪問看護、病院、行政、教育と働く場を移しながら関わり続けている。現在は聖路加国際大学で、在宅看護専門看護師と訪問看護認定看護師、認知症看護認定看護師の教育に関わっている。
日本在宅看護学会と看護系学会等社会保険連合(かんほれん)の代表理事も務める。
地元の地域ケア会議の副会長を務めながら、要介護5の母親と暮らしている。日々これ実践の毎日です。


濱川明日香さん/一般社団法人Earth Company 代表理事


ボストン大学卒業。ハワイ大学大学院で修士号取得。外資系コンサルティング会社や気候変動関連国際NGO副代表などを経て、2014年にダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion(謳われることなき英雄)」受賞。同年、夫・濱川知宏とEarth Company設立。2019年バリ島にエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」を共同創設。2021年Newsweek誌「世界に尊敬される日本人100人」に選出。

矢田明子/Community Nurse Company株式会社 代表取締役

2014年島根大学医学部看護学科を卒業、人材育成を中心に事業を運営する『NPO法人おっちラボ』を立ち上げ。雲南市が主催する課題解決人材育成事業「幸雲南塾」で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティづくりを提案。2016年5月より「コミュニティナースプロジェクト」でその育成やコミュニティナース経験のシェアをスタート。2017年にCommunity Nurse Company株式会社を設立。2019年2月『コミュニティナース ―まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師』が木楽舎より刊行

■モデレーター
堀田聰子さん/慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授


セッション②
人とまちを元気にする実践家の育成に地域と大学はどう協働できるか

■登壇者(グループセッション)
奈良県奥大和で活動するコミュニティナース
山田雅子さん/聖路加国際大学看護学研究科 教授
矢田明子/Community Nurse Company株式会社 代表取締役

■モデレーター
堀田聰子さん/慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授

奈良でひろがり続けるコミュニティナースの実践
2017年、奈良県で初めてのコミュニティナースが誕生して5年。
今では8市町村に広がり、奈良県で実施された講座から100名を超えるコミュニティナースが旅立ちました。

ウェブメディアLocal Life Journal. の特集サイト もご参照ください。
https://locallife-okuyamato.jp/communitynurse/

 


コミュニティナースに出会ってしまった学生たち

■登壇者のご紹介
野村 奈々子さん

岐阜大学医学部看護学科4年。愛知県出身。大学1年で看護学生にキャリア探求するきっかけを届けるWEBメディア「看たまノート」を立ち上げ、運営。多様な場所で活躍する看護職を取材するなかで矢田さんに出会う。2021年度を休学し、三重県志摩市でコミュニティナース的活動に挑戦しながら「全国ぶっコミプロジェクト」に参画。自分の実践したい看護を考える機会を届けたいという想いと、看たまノートの目指す方向性を重ね活動中。
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總山 萌さん

筑波大学医学群看護学類4年。1999年生まれ。岐阜県出身。2020年度大学を休学し、1年間Community Nurse Company株式会社にてインターンを経験。事業に関わりながら、自分自身もまちに飛び出してコミナス活動に取り組む。そこで得た気づきを全国の学生に恩送りしたい思いで、書籍「コミュニティナース」を全国の看護学校に寄贈する「全国ぶっコミプロジェクト」を立ち上げ。2月末時点で800校以上に寄贈が完了している。
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福永 昌俊さん

宮崎大学地域資源創成学部4年。1997年生まれ。宮崎県出身。2020年度に大学を休学し、半年間Community Nurse Company株式会社にて住み込みでインターンに取り組む。コミュニティナースがおうちに来るサービス「ナスくる」の立ち上げや医療を学んでいない自分にもできるコミュニティナース活動に挑戦した。今年の3月に大学を卒業し、4月からは株式会社SHIFTに就職。他社のWebサービスの品質を向上させる支援を行う部署に所属する予定。
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■モデレーター
久保 駿貴さん

株式会社ABABA代表取締役。1997年生まれ。兵庫県出身。岡山大学4年次に「最終面接で採用できなかった学生を企業間で推薦し、採用できるプラットフォーム」を提供する株式会社ABABAを創業。落ちたら終わりではなく、これまでの過程が評価される社会を目指す。同サービスは経済産業大臣賞、SDGs日本賞、経済界審査員特別賞などを受賞し数々のメディアへも出演。キャリア選択への新しい道を構築している。

日経ソーシャルビジネスコンテストにて矢田がメンターとなり、以来毎年島根に行くようになる。矢田チルドレンを初め雲南の子どもたちの面倒見には定評がある。

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■主催
奈良県、Community Nurse Company株式会社

■申し込み方法
こちらのGoogleフォームに記入ください。(締め切り:3月20日(日)12:00)
ZOOMリンクはお申し込みいただいた方にお送りします。

■参考リンク
地域・在宅看護の実践 第6版(医学書院様 外部リンク)
[特集] 奈良で広がり続けるコミュニティナースの活動の4年間